綽約(読み)シャクヤク

精選版 日本国語大辞典 「綽約」の意味・読み・例文・類語

しゃく‐やく【綽約・婥約】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 すがたのしなやかでやさしいさま。たおやかなさま。やさしく美しいさま。
    1. [初出の実例]「窺仙娥之容輝。尚秘綽約」(出典本朝文粋(1060頃)一・繊月賦〈菅原文時〉)
    2. 「蒼々たる姑射(こや)の松化して婥約(シャクヤク)美人と顕れ」(出典:浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)一)
    3. [その他の文献]〔荘子‐逍遙遊〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「綽約」の読み・字形・画数・意味

【綽約】しやくやく

しとやかなさま。約。〔荘子、逍遥遊〕姑射(ばくこや)の山にりて居る。肌膚(きふ)冰(ごと)く、綽として處子のし。五らはず。風をい露を飮み、雲氣に乘じ、飛して、四の外にぶ。

字通「綽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む