肌膚(読み)キフ

精選版 日本国語大辞典 「肌膚」の意味・読み・例文・類語

き‐ふ【肌膚】

  1. 〘 名詞 〙 はだ。はだえ。皮膚。
    1. [初出の実例]「鬘髪雪鎖忘晩暮、肌膚波変省珪璋」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦残菊〈大江匡房〉)
    2. 「春は陽気発生し、〈略〉人の肌膚(キフ)和して、表気やうやく開く」(出典:養生訓(1713)六)
    3. [その他の文献]〔荘子‐逍遙遊〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「肌膚」の読み・字形・画数・意味

【肌膚】きふ

はだ。〔荘子、逍遥遊〕姑射(ばくこや)の山にりて居る。肌膚冰(ごと)く、綽(しやくやく)として處子のし。五はず、風をひ露を飮む。

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