ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「綾地切」の意味・わかりやすい解説 綾地切あやじぎれ 平安時代に主として白居易の詩を,地紋のある綾絹に草書で書写した巻子本の断簡。無地の絹を用いたものは「絹地切」と呼ばれる。書者は藤原佐理 (すけまさ) ,小野道風,源俊房と伝えられ,綾地も書風もそれぞれ異なるので,同じ本の断簡ではないが,書風は三跡の系統をひく和様。諸所に分蔵されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by