綿火薬(読み)メンカヤク

大辞林 第三版の解説

めんかやく【綿火薬】

硝酸セルロースのうち、窒素含有量が多く、火薬とするもの。精製した綿を硝酸・硫酸の混酸に浸して処理して得る。爆発のとき灰を残さず、無煙火薬やダイナマイトの製造に用いる。火綿。

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精選版 日本国語大辞典の解説

めん‐かやく ‥クヮヤク【綿火薬】

〘名〙 (外観が綿(わた)に似ているところから) 火薬類に用いられるニトロセルロース。精製した綿花を硫酸と硝酸で処理して作るセルロースの硝酸エステルで、窒素含有量が一二パーセント以上のもの。無煙火薬とダイナマイトの原料となる。〔舎密局必携(1862)〕

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世界大百科事典内の綿火薬の言及

【弾薬】より

… 19世紀後半から20世紀初頭にかけて真鍮製の薬莢が出現し,これによって105mm級以下の小口径の火砲は,可塑性の緊塞具を閉鎖機に装着しなくても,ガス漏れを防ぐことができるようになり,また装薬を詰めた薬莢を弾丸の尾部に接続して一体の完全弾薬とすることによって,弾丸装塡および発射速度を増大できるようになった。もう一つの飛躍的進歩は,1880年にフランスのビエイユPaul Vieilleが発明した綿火薬が発射薬として用いはじめられたことである。黒煙が出ない利点があり,無煙火薬と呼ばれることになった。…

※「綿火薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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