緋威蝶(読み)ヒオドシチョウ

デジタル大辞泉 「緋威蝶」の意味・読み・例文・類語

ひおどし‐ちょう〔ヒをどしテフ〕【××蝶/×××蝶】

タテハチョウ科のチョウ。はねは開張7センチくらいで、表面は朱褐色の地に黒斑があり、外縁に黒色帯がある。裏面黒褐色幼虫エノキの葉を食う。

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精選版 日本国語大辞典 「緋威蝶」の意味・読み・例文・類語

ひおどし‐ちょうヒをどしテフ【緋威蝶】

  1. 〘 名詞 〙 タテハチョウ科のチョウ。はねの開張七センチメートル内外。はねの表面は赤橙色に黒斑があって美しく、ふちには凹凸がある。裏面は黒褐色ないし黄褐色で細かい波状模様がある。幼虫はエノキ、ヤナギなどの葉を食べ、さなぎから羽化する際に赤色の液を出す。成虫は六月ごろ発生し、好んで樹液に集まる。成虫で越冬する。日本全土、樺太朝鮮、台湾、中国、ヨーロッパ東南部などに広く分布。〔生物学語彙(1884)〕

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