日本歴史地名大系 「総善寺」の解説 総善寺そうぜんじ 静岡県:志太郡岡部町殿村総善寺[現在地名]岡部町殿野田沢(のたざわ)川左岸の山麓にある。九峰山と号し、曹洞宗、本尊は聖観音。文安元年(一四四四)大覚竜道により真言宗寺院として開創されたという。天文二三年(一五五四)今川氏家臣の朝比奈氏が桂島(かつらしま)の梅林(ばいりん)院五世霊屋契鑑(「駿河記」では知鑑)を招いて菩提寺の伊泉寺と総善寺を合併し、改めて曹洞宗寺院として開いたと伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報