総摂(読み)そうせつ

精選版 日本国語大辞典 「総摂」の意味・読み・例文・類語

そう‐せつ【総摂】

  1. 〘 名詞 〙 物事のすべてを支配し、管理すること。統治すること。
    1. [初出の実例]「太政大臣忠仁公惣摂天下政、為第一臣」(出典江談抄(1111頃)二)
    2. 「いとをしいと云も心の徳、かなしいと云も心の徳、みな総摂貫通して」(出典:仁説問答師説(1688‐1710)宝永三年講)
    3. [その他の文献]〔宋書‐武帝紀〕

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普及版 字通 「総摂」の読み・字形・画数・意味

【総摂】そうせつ

全体をおさめる。〔鬼谷子、本経陰符〕九竅(けう)十二舍なるは、氣の門、心の攝なり。生まれながらにして之れを天に受く、之れを眞人と謂ふ。~之れを知る、之れを人と謂ふ。

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