縁類(読み)えんるい

精選版 日本国語大辞典 「縁類」の意味・読み・例文・類語

えん‐るい【縁類】

〘名〙 結婚縁組や、同じ主君を持つことなどによってつながっている一族縁者。〔文明本節用集(室町中)〕
[語誌]「民事慣例類集」静岡県志太郡の項に、「本末家を親類と称し、其他の血属を縁類と称す」といい、同じく岐阜県厚見各務地方の項に「同苗字の家を親類ととなへ、現戸主の近親を縁類と唱ふ」とある。後に親類の語の範囲が拡大したため、縁類を含むようになった。

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デジタル大辞泉 「縁類」の意味・読み・例文・類語

えん‐るい【縁類】

結婚や縁組みによって縁続きになった人。縁者。姻戚いんせき

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普及版 字通 「縁類」の読み・字形・画数・意味

【縁類】えんるい

縁者。

字通「縁」の項目を見る

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