縞々学(読み)しましまがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「縞々学」の意味・わかりやすい解説

縞々学
しましまがく

地層化石などに見られる縞模様を,地球内部の運動変化や地球外部からの潮汐力変動などへの応答の結果としてとらえ,これらの解析を通じて地球の歴史を見直そうとする研究分野。日本の研究者が提案している。オーストラリアサウスオーストラリア州にある先カンブリア時代の地層や古生代のサンゴ化石の縞模様の解析から,当時の 1年が今日よりも長かったことが指摘されており,これに基づいて,当時の地球の自転速度は今日よりも速かったと推定されている。

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