最新 地学事典 「縞々学」の解説
しましまがく
縞々学
自然界のリズムと縞状構造をキーワードとして,地球進化を総合的に研究する学問分野。1980年代に日本の研究者によって始められた。地球はリズムをもった天体である。地球のリズムには,地球外のリズムによって引き起こされる変動と地球システム自体に内在する変動がある。前者には潮汐リズム,ミランコビッチ・サイクル,銀河のリズムなどがある。後者にはエルニーニョ現象,地球磁場の逆転や大陸の分裂合体を引き起こすマントルのリズムなどがある。地層や化石,岩体などに刻まれた「縞」を解読することにより,地球のリズムの実態解明とその原因としての多圏相互作用のメカニズムを探ることを目指している。
執筆者:川上 紳一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

