縫上げ(読み)ヌイアゲ

デジタル大辞泉 「縫上げ」の意味・読み・例文・類語

ぬい‐あげ〔ぬひ‐〕【縫(い)上げ/縫(い)揚げ】

子供物の和服の肩や腰の部分に上げをし、袖丈着丈を調節すること。また、その上げ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縫上げ」の意味・読み・例文・類語

ぬい‐あげぬひ‥【縫上・縫揚】

  1. 〘 名詞 〙 子ども着物を、身長ののびた後も着られるように大きめに作り、肩と腰とに襞(ひだ)を取って縫いとめておくこと。また、その部分。肩の方を肩あげ、腰の方を腰あげという。あげ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「手織の紬花色に染て肩に縫上(ヌヒアゲ)して」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android