縮毛(読み)シュクモウ

デジタル大辞泉 「縮毛」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐もう【縮毛】

綿羊の毛のように、波打ってちぢれている毛。人の毛髪についてもいう。ちぢれげ。「美容院縮毛矯正をかける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縮毛」の意味・読み・例文・類語

ちぢれっ‐け【縮毛】

  1. 〘 名詞 〙 「ちぢれげ(縮毛)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「西施がちぢれっ毛には呉国を棒にふって」(出典:滑稽本・玉櫛笥(1826))

ちぢれ‐げ【縮毛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ちぢれけ」とも ) ちぢれている毛髪。また、ちぢらせた毛髪。巻髪。ちぢれっけ。ちぢれがみ。ちぢらげ。〔俚言集覧(1797頃)〕

しゅく‐もう【縮毛】

  1. 〘 名詞 〙 緬羊(めんよう)の毛など、波状にちぢれた毛。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「縮毛」の意味・わかりやすい解説

縮毛
しゅくもう

ちぢれ毛のこと。ニグロイドなどに特徴的な形質であるが,これとは別に,直毛の多いモンゴロイド波状毛の多いコーカソイドにもみられることがあり,遺伝性があると考えられている。遺伝形式は明らかでないが,優性傾向を示すといわれる。ほかに先天性生毛不全症などに,縮毛を伴う場合がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android