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西施 セイシ

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デジタル大辞泉の解説

せいし【西施】

中国、春秋時代の美女。に敗れた越王勾践(こうせん)から呉王夫差に献上され、寵愛(ちょうあい)を受けた。夫差が彼女の美しさにおぼれている間に呉は越に滅ぼされた。

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百科事典マイペディアの解説

西施【せいし】

中国,春秋時代の越国の美女。苧蘿(ちょら)山の西の薪(たきぎ)売り女。会稽の屈辱ののち,前494年,句践(こうせん)の臣范蠡(はんれい)が呉王夫差(ふさ)に献上。
→関連項目傾城

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世界大百科事典 第2版の解説

せいし【西施 Xī Shī】

中国,春秋時代末,越国の美女。《荘子》など戦国諸子の書物の中にすでに美女の代表としてその名が見えるが,彼女の事跡が詳しく記されるのは《呉越春秋》など以後で,現在の民間伝説にいたるまで,その物語は時代とともにふくらんできた。そうした伝説をまとめれば,西施は,姓は施,名は夷光,浙江省諸曁(しよき)の苧夢(ちよぼう)村の生れ。美人であったため,敗国の辱をすすごうとする越王句践(こうせん)が呉王夫差(ふさ)のもとに彼女を送りこみ,政治を怠らせようとした。

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大辞林 第三版の解説

せいし【西施】

中国、春秋時代の越の美女。越王勾践こうせんは呉王夫差の色好みを知って西施を献上した。呉王はその色香に迷って政治を怠り、越に滅ぼされた。
[句項目]

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

西施
せいし

生没年不詳。中国古代の美女。春秋時代末期、呉(ご)王夫差(ふさ)に会稽(かいけい)で敗れた越(えつ)王勾践(こうせん)は、仇敵(きゅうてき)である夫差が好色なのを知って、復讐(ふくしゅう)のため美女を献ずる策を思い付く。そして家臣范蠡(はんれい)が苧蘿(ちょら)山で薪(たきぎ)を売っていた美女西施をみいだして諸芸を教え、呉国へ送り込んだ。臣下の伍子胥(ごししょ)が制止するのも聞かず、夫差は喜んで西施を迎えて溺愛(できあい)したために、呉国滅亡の一因をなしたと伝えられている。
 西施の名は、広く美女の代名詞としてその後も親しまれ、しばしば後世の詩人たちが詩中に詠み込んだ。[桐本東太]

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