繁久寺(読み)はんきゆうじ

日本歴史地名大系 「繁久寺」の解説

繁久寺
はんきゆうじ

[現在地名]高岡市芳野

前田利長墓所の南に位置する曹洞宗寺院。仙寿山と号し、本尊釈迦如来。越中観音霊場第九番札所とされる(稿本越の下草)。貞享二年寺社由緒書上によると、永禄五年(一五六二)飯久保(いくぼ)(現氷見市)に飯久(はんきゆう)寺として創建されたという。開山は飯久保城主加納中務、開基は碓翁契播とされる。慶長年中(一五九六―一六一五)に同寺四世滑洲が守山(もりやま)城滞在中の前田利長に招かれ、以来帰依を受けた。慶長一九年に利長が没すると、加賀三代藩主前田利常は利長廟を関野の地に営み、高岡城内の聚楽(じゆらく)亭を廟所の側に移し、滑洲に守らせたという(越中宝鑑)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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