繊毫(読み)センゴウ

デジタル大辞泉 「繊毫」の意味・読み・例文・類語

せん‐ごう〔‐ガウ〕【繊×毫】

細かい毛。
きわめてわずかなこと、ささいなことのたとえ。「繊毫瑕疵かしもない」

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精選版 日本国語大辞典 「繊毫」の意味・読み・例文・類語

せん‐ごう‥ガウ【繊毫】

  1. 〘 名詞 〙 細かい毛。きわめてわずかなこと、非常に小さなこと、ささいなことのたとえとされる。毫毛毫末
    1. [初出の実例]「繊毫もころしのこせば是れ生死の路頭なり」(出典:塩山和泥合水集(1386))
    2. [その他の文献]〔杜甫‐山寺詩〕

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普及版 字通 「繊毫」の読み・字形・画数・意味

【繊毫】せんごう(がう)

きわめてわずか。漢・潘魏公曹操)に九錫を冊(さく)する文〕君、國の均を秉(と)り、色を正して中に處(を)り、纖毫の惡も抑せざる靡(な)し。

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