繋累(読み)けいるい

精選版 日本国語大辞典 「繋累」の意味・読み・例文・類語

けい‐るい【繋累・係累】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 縄でつなぎしばること。また、つながること。つながり。
    1. [初出の実例]「戦争に因て廃絶したる権義の繋累復原の権に依頼し」(出典:万国公法(1868)〈西周訳〉三)
    2. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王〕
  3. 心身を拘束するわずらわしい事柄。心身を束縛するもの。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕
  4. 特に、面倒を見なければならない両親妻子兄弟など。
    1. [初出の実例]「妻などを有(も)つものじゃないね、係累を増すのは一つの悲を増すのだ」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む