繚繞（読み）りょうじょう

精選版 日本国語大辞典

りょう‐じょうレウゼウ【繚繞】

1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ )
2. ① ( ━する ) まつわりめぐること。めぐりつらなること。また、そのさま。
   1. [初出の実例]「玉貌氛氳珊瑚殿、銀華繚繞玳筵」(出典：文華秀麗集（818）下・奉和翫春雪〈藤原冬嗣〉)
   2. 「此の綿に似たる白雲は漸く下降して山腹以下に繚繞するを看る」(出典：日本風景論（1894）〈志賀重昂〉三)
   3. [その他の文献]〔潘岳‐射雉賦〕
3. ② そでの長いさま。また、ひるがえるさま。〔張衡‐南都賦〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【繚繞】りようじよう（れうぜう）

まがりめぐる。唐・盧綸〔長安春望〕詩　川原繚繞す、雲の外　宮闕參差(しんし)たり、照の

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出典　平凡社「普及版 字通」