罅隙(読み)カゲキ

デジタル大辞泉 「罅隙」の意味・読み・例文・類語

か‐げき【×罅隙】

裂け目割れ目亀裂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「罅隙」の意味・読み・例文・類語

か‐げき【罅隙】

  1. 〘 名詞 〙 すきま。われめ。
    1. [初出の実例]「唯荒苑苦茗屡寒書篋之罅隙」(出典:済北集(1346頃か)九・答宏知客)
    2. 「忽ち岩壁に一小罅隙(カゲキ)あるを見る」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉琅玕洞)
    3. [その他の文献]〔清異録‐陳設・闘磨大同箪〕

こ‐げき【罅隙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物の裂けたところ。さけめ。われめ。亀裂。
    1. [初出の実例]「道は荊棘に覆われた石甃の罅隙(コゲキ)から通じていたという」(出典:塔(1946)〈福永武彦〉)
    2. [その他の文献]〔清異録‐陳設〕
  3. 雪、または氷河流動によってできたさけめ。クレバス

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「罅隙」の読み・字形・画数・意味

【罅隙】かげき

われめ。宋・軾〔李台を弔ふ〕詩 書を看る眼はの如く 罅隙、照らさざる靡(な)し

字通「罅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android