デジタル大辞泉 「罷り通る」の意味・読み・例文・類語 まかり‐とお・る〔‐とほる〕【▽罷り通る】 [動ラ五(四)]1 「通る」「通用する」を強めていう語。わがもの顔で通る。堂々と通用する。「あんなことが―・るとは世も末だ」2 「通る」の謙譲語。通り行く。「二階に居るか下座敷か―・るとつっと入る」〈浄・油地獄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「罷り通る」の意味・読み・例文・類語 まかり‐とお・る‥とほる【罷通】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① 「通る」の謙譲語。行き過ぎる。通り行く。[初出の実例]「是を罷通る事侍つるに」(出典:古事談(1212‐15頃)三)② 「通る」を強めていう語。あえてあたりかまわず通る。堂々と通る。[初出の実例]「大手をふってまかり通った異形奇体の姿こそ」(出典:きりしとほろ上人伝(1919)〈芥川龍之介〉)③ ( 転じて ) 堂々と通用する。[初出の実例]「文壇」(出典:<出典>) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例