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羅士琳 らしりんLo Shih-lin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

羅士琳
らしりん
Lo Shih-lin

[生]乾隆54(1789)
[没]咸豊3(1853)
中国,清の学者。甘泉 (江蘇省) の人。字は次びょう,号は茗香。天文学,数学に詳しく,宋,元代に発達した天元術 (一種の代数学) を継承,発展させた。元の数学者朱世傑の仕事を広く紹介した『四元玉鑑細草』 (24巻,1834) や,阮元の『疇人伝』 (数学者,天文学者の伝記集) の跡を継いだ『続疇人伝』 (6巻,40) などを著わした。

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世界大百科事典 第2版の解説

らしりん【羅士琳 Luó Shì lín】

1789‐1853
中国,清代の数学者。字は次璆。甘泉(江蘇省江都県)の人。明末・清初にはイエズス会宣教師が紹介したヨーロッパ数学の研究が行われたが,乾隆帝の時代になって古算書の再発見が行われ,伝統数学の研究が盛んになった。羅士琳はこうした流れの中の数学者の一人であり,元の朱世傑の《四元玉鑑》を研究したほか,同じ著者の朝鮮重刊本《算学啓蒙》を世に紹介した。また阮元が編集した天文学者列伝《疇人(ちゆうじん)伝》のあとを継ぎ,《続疇人伝》6巻を著した。

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世界大百科事典内の羅士琳の言及

【算学啓蒙】より

…一方,中国では明代に数学が衰微し,〈天元術〉は忘れられ,《算学啓蒙》も見失われた。19世紀にはいって羅士琳が朝鮮重刊本を手に入れ,《校正算学啓蒙》3巻(1834)を刊行して広く知られるようになった。なお朱世傑には《四元玉鑑》3巻(1303)の著述がある。…

※「羅士琳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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