百科事典マイペディア 「羅津・先鋒」の意味・わかりやすい解説 羅津・先鋒【らしん・せんぽう】 朝鮮民主主義人民共和国の北端,豆満江を境にロシア,中国と接する咸鏡北道東部の都市。これまで羅津市は漁港として知られていたが,1991年12月に政務院決定で先鋒郡とともに〈自由経済貿易地帯〉(経済特区)の第1号に指定された。面積621km2。ここでは合弁,合作,外国人単独企業による投資が許容され,投資国に対する制限はない。投資誘致のため,企業所得税の減免など各種特恵措置が講じられることになる。1993年には羅津市と先鋒郡は合併して羅津・先鋒直轄市となり,また,羅津港・先鋒港と隣接の清津港は自由貿易港になった。2000年8月に羅先市となる。将来の〈国際貨物の中継輸送基地〉を目指して,鉄道・道路・港湾などのインフラ整備が開始されている。地帯内の人口は約13万人(1992)。→豆満江開発計画→関連項目延辺朝鮮族自治州|咸鏡北道 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報