羅漢橋(読み)らかんばし

日本歴史地名大系 「羅漢橋」の解説

羅漢橋
らかんばし

江戸時代より間の瀬まのせ川に架かる橋。らかん橋とも記す。たきノ観音の境内にあり、太鼓型アーチ石橋で、橋長五・八メートル、幅員橋長二メートル、径間五・六メートル、アーチの高さ二・五メートルの規模であった。創建の中国の貿易商人許登受は万治二年(一六五九)渡来の折に東シナ海暴風雨に遭ったところ滝ノ観音の霊験によって無事長崎に着岸できたとして、以来観音堂を建立したりした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android