現代外国人名録2016 「羅福全」の解説
羅 福全
ラ・フクゼン
Lo Fu-cheng
- 職業・肩書
- 外交官 国連大学高等研究所名誉教授,元台北駐日経済文化代表処代表(駐日台湾大使)
- 国籍
- 台湾
- 生年月日
- 1935年5月8日
- 出生地
- 嘉義
- 専門
- 地域開発, 都市問題, 経済発展
- 学歴
- 台湾大学経済学部〔1958年〕卒,早稲田大学政治経済研究所経済学修士課程修了,ペンシルベニア大学大学院(開発経済学)修士課程修了
- 学位
- 博士号(ペンシルベニア大学)
- 経歴
- 1941年東京に移住、田園調布の小学校に通い、学童疎開も経験。埼玉県で敗戦を迎える。’46年台湾に帰国。台湾大学を卒業後、早稲田大学政治経済研究所で経済学修士を取得、さらに米国ペンシルベニア大学で開発経済学を学び修士号、博士号を取得。国連に入り、名古屋の国連地域開発センター(UNCRD)、アジア・太平洋開発センター(APDC)などに勤務。ハワイ大学教授、ペンシルベニア大学教授などを経て、’90年から東京・渋谷の国連大学学術審議官、高等研究所副所長などを歴任し、2000年4月退任。経済発展政策、都市問題、地球環境問題を研究、国連で中国の持続可能な経済発展計画の作成に携わった他、日本の外務省、環境庁とも協力し、各国の経済発展政策、都市環境対策に協力。2000年5月〜2004年5月台湾初の民進党政権で台北駐日経済文化代表処代表(駐日大使に相当)。2004年7月〜2007年10月対日窓口機関の亜東関係協会会長。一方、学生時代に蔣介石独裁体制に反対し台湾独立運動に参加、海外で台湾の民主化運動を進めたことで知られ、台湾独立建国連盟中央委員を務めた。地域開発、都市問題などの著書がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報