精選版 日本国語大辞典 「羅針」の意味・読み・例文・類語 ら‐しん【羅針】 〘 名詞 〙① 細長い鋼で造った磁石。針先などで、その中央部を支え、水平面内を自由に動くことのできるようにしたもの。ほぼ南北をさして静止するところから、方位を知るのに用いる。磁石針。[初出の実例]「今ここで其事が、羅針と其誤指(ふり)と磁石力のウェットといふものじゃ」(出典:颶風新話(航海夜話)(1857)初)② ( 比喩的に ) 物事をすすめるべき道を示すもの。指針。[初出の実例]「此人や必らず旧来の典章並に施政の羅針(ラシン)を執守して動かさざるべし」(出典:国会論(1888)〈中江兆民〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例