美図垣笑顔(読み)みずがき えがお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「美図垣笑顔」の解説

美図垣笑顔 みずがき-えがお

1789-1846 江戸時代後期の版元,戯作(げさく)者。
寛政元年生まれ。江戸で書店涌泉堂(ゆうせんどう)をいとなみ,滝沢馬琴(ばきん)の「南総里見八犬伝」6・7集を刊行自作草双紙がおおく,「児雷也豪傑譚(じらいやごうけつものがたり)」が評判となる。狂歌もよくした。弘化(こうか)3年9月5日死去。58歳。通称は美濃屋甚三郎。狂名は涌泉亭真清(まきよ)。別号に愛亭(めでてい)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の美図垣笑顔の言及

【児雷也豪傑譚】より

…合巻。美図垣笑顔(みずかきえがお)・一筆庵主人・柳下亭種員(たねかず)・柳水亭種清の嗣編合著。歌川国貞(のち3世豊国と改名)・国輝・国盛・2世国貞・国芳・芳房・芳幾画。…

※「美図垣笑顔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android