日本歴史地名大系 「美甘神社」の解説 美甘神社みかもじんじや 岡山県:真庭郡美甘村美甘村美甘神社[現在地名]美甘村美甘美甘の字町頭(まちがしら)に鎮座する。主祭神は味耜高彦根神。旧村社。「三代実録」貞観一七年(八七五)三月二九日条にみえる御鴨神にあたるとされる御鴨神社を、長和五年(一〇一六)新庄(しんじよう)川支流浦手(うらて)川川上の宮座(みやくら)山から宮原(みやはら)谷に移し、さらに天正三年(一五七五)現在地へ移転したと伝える(美作国神社資料)。古くは美甘大明神、江戸時代は一宮大明神と称し、明治六年(一八七三)現社名に改めた。「作陽誌」では一宮とみえ、中山大明神を勧請したとあり、宝暦九年(一七五九)の書上帳(村誌美甘)では祭神を大己貴命とする。棟札(同書)によると長和五年・文明一五年(一四八三)に本殿を再建立している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by