羽場城跡(読み)はばじようあと

日本歴史地名大系 「羽場城跡」の解説

羽場城跡
はばじようあと

[現在地名]辰野町大字伊那富 羽場

北の沢(きたのさわ)川が天竜川に合流する所にある。北に古城(こじよう)があり、天竜川が直角に東に流れを変える所が羽場淵(はばふち)で、段丘上が羽場城である。

城は北からは天竜川を天然の堀とした堅固な平山城に見えるが、南から見れば平城で、南側には土塁や空堀の遺構がある。天文年中(一五三二―五五)に小笠原十二郎が居住したと伝えられるが、「高白斎記」に天文一三年一〇月、武田信玄の軍が有賀(あるが)峠より上伊那郷へ侵入し、荒神(こうじん)山に陣取り、近辺へ放火したとあり、この時の居住者は小笠原長時の麾下のものであったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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