羽山古墳(読み)はやまこふん

日本歴史地名大系 「羽山古墳」の解説

羽山古墳
はやまこふん

[現在地名]高畠町高畠

屋代やしろ川右岸にある羽山(三〇八・七メートル)の南西斜面の麓にある後期古墳で、横穴式石室を有する。明治二七年(一八九四)玄室内の勾玉・管玉類が注目され、調査が行われた。当時の出土品は、管玉四・勾玉一六・六稜玉二〇・珠玉七七・六稜水晶一七・小玉三四九・玉四・小珠玉七七・金環一〇・刀二(ほかに刀片二)・剣屑一〇〇余・短刀二・鍔二(ほかに鍔片二)、柄・鐺三、矢ノ根一八九(ほかに矢ノ根片五〇)・鎧徹三・武器片二一・皿一・土器(土師器か)二―六・瓦片(須恵破片か)七〇・歯骨一一・頭蓋骨一・臂骨一、大腿骨・小腿骨二、人骨三二六などという(東置賜郡長并高畠警察署長宛届出書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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