日本歴史地名大系 「羽根沢村」の解説 羽根沢村はねさわむら 山形県:最上郡鮭川村羽根沢村[現在地名]鮭川村中渡(なかわたり)小和田(こわだ)村の北西、曲(まがり)川支流羽根沢川の流域山間にあり、同川沿いに与蔵(よぞう)越が通る。羽根ヶ沢とも称した。与蔵越は西端の与蔵峠(六三〇メートル)を越えて、飽海(あくみ)郡坂本(さかもと)村(現平田町)に至り、田沢(たざわ)川・相沢(あいざわ)川右岸沿いに下って飛鳥(あすか)村(現酒田市)を経て酒田に通じる。新庄藩は当地に口留番所を設け、一人扶持で当村庄屋に口留役を兼務させた(新田本村鑑)。元和八年(一六二二)の御前帳写に村名がみえ、高一九石余、寛文四年(一六六四)には高三四石余、うち新田一五石余(新田本村鑑)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報