老人学(読み)ろうじんがく

百科事典マイペディア「老人学」の解説

老人学【ろうじんがく】

老化の肉体的,心理的,社会的,経済的な側面を研究する学問で,英語でgerontologyという。平均寿命の上昇と高齢化社会の到来にともない,1940年代ごろから米国などで発達した。 年齢とともに増えてくる慢性病や障害,収入の減少,社会的な孤立(うつ)状態,自尊心減退などの老化問題や,そのプロセスを研究することで,明るい老後を実現させることを目的としている。老人学の扱う分野は退職前の計画,旅行,教育,運動,栄養,住宅,カウンセリングなど幅広い。 米国,英国カナダオーストラリアなど多くの大学で学士修士博士の各課程を設けているが,日本の大学にはまだない(1996年度文部省調べ)。今後,ますます高齢化が進むなかで,老人問題に精通した専門家や,高齢者の個別のニーズに応える人材を育成するために,老人学への期待は高まっている。

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デジタル大辞泉「老人学」の解説

ろうじん‐がく〔ラウジン‐〕【老人学】

ジェロントロジー

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