老原村(読み)おいはらむら

日本歴史地名大系 「老原村」の解説

老原村
おいはらむら

[現在地名]八尾市老原一―九丁目・東老原ひがしおいはら一―二丁目・老原など

志紀郡に属し、渋川郡植松うえまつ村のほぼ南に位置する。永徳二年(一三八二)の僧都覚有一跡配分目録(熊野那智大社文書)に「河内国ヲイハラ」とみえ、天文七年(一五三八)九月二八日の八尾福智院分内検帳および一〇月一八日の同院分納帳(観心寺文書)に耕作農民「ヲイハラ才二郎」の記載がある。また当地の浄土真宗本願寺派盛光せいこう寺蔵親鸞上人絵像裏書に「天文七年戊戌十二月十一日河内国渋川郡老原盛光寺什物」とある。


老原村
おいばらむら

[現在地名]太子町老原

阿曾出屋敷あそでやしき村の南に位置する。慶長国絵図に「おいはら村」とみえる。江戸時代の領主変遷阿曾村と同じ。慶長九年(一六〇四)の検地帳奥書覚(佐々木家文書)によると田方二一町四反余・分米三六一石余、畑方七町余・分米七四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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