日本歴史地名大系 「老間村」の解説 老間村おいまむら 静岡県:浜松市旧長上郡・豊田郡地区老間村[現在地名]浜松市老間町鶴見(つるみ)輪中の南部東縁に位置。西は三河島(みかわじま)村・東金折(ひがしかなおり)村。豊田郡に属する。「和名抄」所載の長下(ながのしも)郡老馬(おいま)郷の遺称地と考えられる。中世は河勾(かわわ)庄のうち。永禄元年(一五五八)閏六月二四日の今川氏真判物(祥光寺文書)に「河匂庄老間村」とみえる。天文二二年(一五五三)に今川氏により河勾庄の検地が実施され、この検地によって老間村の真蔵寺(二貫一五〇余文)、長精庵(一貫六四〇余文)、正福(しようふく)寺(一貫四七〇余文)、祥光(しようこう)庵(二貫七〇〇余文、現祥光寺)の寺領が確定し、以後検地を免除された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by