改訂新版 世界大百科事典 「耐火モルタル」の意味・わかりやすい解説 耐火モルタル (たいかモルタル)refractory mortar 耐火煉瓦を積む場合の接着剤として使用される目地材料。一般に使用する耐火煉瓦と同質の耐火物粉末を用いるので,その種類は多く,用途・使用目的により使いわける。熱硬化性耐火モルタル(可塑性粘土を配合したもので,加熱によって硬化する一般のもの),気硬性耐火モルタル(ケイ酸ナトリウムなどを結合剤として配合したもので,常温で硬化する),水硬性耐火モルタル(アルミナセメントのような水硬性セメントを配合したもの)がある。いずれも耐火煉瓦を積むのに適当なねばりと伸び,接着性をもち,使用時には必要な焼結性,耐用性などをもつことが要求される。執筆者:西川 泰男 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「耐火モルタル」の意味・わかりやすい解説 耐火モルタル【たいかモルタル】 耐火煉瓦を積む際,その接合に用いる目地(めじ)材料。ふつう使用する耐火煉瓦と同質の原料粉末に可塑性粘土や水ガラスを配合してつくる。→関連項目不定形耐火物|モルタル 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by