耐火モルタル(読み)たいかモルタル(その他表記)refractory mortar

改訂新版 世界大百科事典 「耐火モルタル」の意味・わかりやすい解説

耐火モルタル (たいかモルタル)
refractory mortar

耐火煉瓦を積む場合の接着剤として使用される目地材料。一般に使用する耐火煉瓦と同質の耐火物粉末を用いるので,その種類は多く,用途・使用目的により使いわける。熱硬化性耐火モルタル(可塑性粘土を配合したもので,加熱によって硬化する一般のもの),気硬性耐火モルタルケイ酸ナトリウムなどを結合剤として配合したもので,常温で硬化する),水硬性耐火モルタルアルミナセメントのような水硬性セメントを配合したもの)がある。いずれも耐火煉瓦を積むのに適当なねばりと伸び,接着性をもち,使用時には必要な焼結性,耐用性などをもつことが要求される。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 西川

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む