(読み)ヤ

普及版 字通 「耶」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 9画

[字音]
[字訓] か・ちち

[字形] 形声
もと(邪)から分化した字。(が)声、耶はその異体の字であるが、と別の用義の字として行われる。耶(やそ)のような音訳の字、また爺の略字に用いる。

[訓義]
1. 助詞、や・か。
2. 爺と通じ、ちち。

[古辞書の訓]
名義抄〕耶 チチ・アヤシ・イヤシ・シバラク・ユカム・アサシ 〔字鏡集〕耶 ユガム・イツハル・イヤシ・チチ・ヨコサマ・アヤシ・ナナメ・シバラク・アシ・ヌカ・アサシ

[語系]
耶(邪)jya、與(与)・歟jiaは声近く、疑問や反語、また詠嘆の助詞として用いる。

[熟語]
耶許・耶嬢耶耶

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android