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聖徳太子伝私記 しょうとくたいしでんしき

世界大百科事典 第2版の解説

しょうとくたいしでんしき【聖徳太子伝私記】

上宮王院,法隆寺などの聖徳太子に関係する遺跡,宝物や太子伝に関する秘事口伝などを示した書物。法隆寺僧顕真の著。2巻。上巻は1238年(暦仁1)ごろ,下巻もその後まもなく成立。《古今目録抄》とも呼ばれる。著者自筆の稿本が現存し,それを改編した別本も流布する。中世の太子信仰,法隆寺に関する史料として重要。《鵤叢刊》《大日本仏教全書》《聖徳太子全集》所収。【飯田 瑞穂

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世界大百科事典内の聖徳太子伝私記の言及

【聖徳太子】より

…それは,東北に多い黒駒太子像が示すように山岳宗教と結びついて生まれた伝承だろう。黒駒とともに太子に随行する舎人(とねり)の調子麿(丸)は,太子没後も墓を守ったというが,13世紀に法隆寺の顕真がその子孫と称して太子伝の秘事口伝《聖徳太子伝私記》を集成したように,太子伝承を担う存在として意識されていた。その秘事口伝は,《上宮菩薩秘伝》を作った叡尊門下の律僧集団にも伝えられ,また絵解きの展開と深く結びついている。…

※「聖徳太子伝私記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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