日本歴史地名大系 「聖泉寺」の解説 聖泉寺しようせんじ 富山県:小矢部市今石動町上新町聖泉寺[現在地名]小矢部市新富町真宗大谷派。小塩山(または三笠山)と号し、本尊阿弥陀如来。貞享二年寺社由緒書上によれば、草創は不詳だが天文元年(一五三二)浄念の再興。寺院明細帳には加賀国河北(かほく)郡笠野(かさの)郷に一宇が造営され、天正元年(一五七三)現在地に移転、天和二年(一六八二)に御一家御免となり、元治元年(一八六四)に本堂を改築とある。本尊は木造立像で、奥能登の光(ひかり)村(現石川県輪島市)の海中から現れたと伝え、背中に貝殻のついた跡があるという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報