聳える(読み)ソビエル

デジタル大辞泉 「聳える」の意味・読み・例文・類語

そび・える【×聳える】

[動ア下一][文]そび・ゆ[ヤ下二]
山などが非常に高く立つ。そそりたつ。「雲に―・える霊峰」「高層住宅が―・える団地
ほっそりしている。すらりとしている。
「人ざまいとあてに―・えて、心恥づかしきけはひぞしたる」〈・明石〉
[類語]そそり立つそばだつ切り立つ屹立聳立対峙巍巍ぎぎ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聳える」の意味・読み・例文・類語

そび・える【聳】

  1. 〘 自動詞 ア行下一(ヤ下一) 〙
    [ 文語形 ]そび・ゆ 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 山などが高く立つ。そそり立つ。そびく。そばだつ。そみゆ。
    1. [初出の実例]「其の山危峰を畳障して、参差として状多し。或は平に或は聳(ソヒエ)」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝永久四年点(1116)五)

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