知恵蔵mini 「職員ハンター」の解説 職員ハンター 宮城県が2017年度に採用する狩猟専門の職員の通称である。有害鳥獣の駆除を専門とする非常勤職員で「鳥獣被害対策指導員」との仮称でも呼ばれ、17年度には2名が採用される。今まで鳥獣駆除を担ってきた猟友会が高齢化で会員不足に直面している一方で、イノシシやニホンジカなど野生鳥獣の増加で農作物被害が拡大している。同職員の採用には、こういった被害に歯止めをかけるための独自の対策というねらいがある。宮城県によると、自治体が自前のハンターを配置するのは47都道府県で初めてのことで、同職員には銃の取り扱いに慣れた宮城県警のOB職員を採用する方針だという。同職員は、イノシシ被害が目立つ県南部の事務所を拠点に週4日間、鳥獣駆除などに当たったり、猟友会メンバーと連携して捕獲したイノシシの処分や食害防止のパトロール、新たなわな設置などを支援したりする。 (2017-2-6) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by