コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

胃下垂症

2件 の用語解説(胃下垂症の意味・用語解説を検索)

栄養・生化学辞典の解説

胃下垂症

 胃が正常の位置より下がっている状態.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

胃下垂症
いかすいしょう

胃の不定症状を訴えながら胃の下垂以外には器質的変化が認められないもので、固定靭帯(じんたい)の弛緩(しかん)に基づく内臓下垂の一分症ともみなされている。胃X線写真の立位充盈(じゅうえい)像(造影剤が充満した像)で、骨盤の左右の腸骨稜(りょう)を結んだジャコビーJacoby線を基準として、胃の大彎(だいわん)(胃下極)または小彎(胃角)がそれより下方にあれば胃下垂症と判定される。前者の場合は第1度、後者を第2度というが、後者が重症とは限らない。また、このような胃のX線像を呈するものでも、30~40%はまったく無症状で健康人であることから、胃下垂症を独立疾患としては取り扱わない傾向にある。症状としては、心窩(しんか)部(上腹部、みぞおち)の鈍痛、膨満感、重圧感、胸やけ、げっぷなどを訴えることもあるが、X線像による胃の下垂程度とこれらの臨床症状はかならずしも並行しない。一般的に、無力性体質のやせた人に多く、神経症、心身症傾向がみられることもある。
 治療は、消化器症状を呈する場合にのみ行われ、食事療法や精神療法のほか、消化酵素剤や胃緊張亢進(こうしん)剤などの薬物療法がある。また、腹筋を強化する運動をしたり、腸間膜脂肪を増加させるために体重を増やしたりするのもよい。なお、手術療法は胃下垂症にはまったく適応がない。[竹内 正・白鳥敬子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

胃下垂症の関連キーワード子宮後屈上がり下がりずり下がる瘋癲片下り前下り機能低下重複(遺伝子の)低脂血前離れ

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone