胆振縦貫鉄道
いぶりじゆうかんてつどう
後志支庁・胆振支庁管内を南北に結んだ鉄道。京極―伊達紋別(現伊達市)間を連絡した。胆振鉄道との連絡を目的に昭和五年(一九三〇)一二月喜茂別―伊達紋別間の鉄道免許・敷設が申請された。のち沿線となる一帯でも促進運動が進められ、同六年一二月に許可、同一一年から測量、用地の設計がなされた。同一一年九月胆振縦貫鉄道株式会社が設立され(地方鉄道軌道一覧)、同一二年五月から着工。同一五年一二月に伊達紋別―徳瞬瞥(現大滝村)間が開業、同一六年一〇月徳瞬瞥―西喜茂別間が開業、全線六九・六キロが開通となった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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