精選版 日本国語大辞典 「胡桃焼」の意味・読み・例文・類語 くるみ‐やき【胡桃焼】 〘 名詞 〙① ( 形が胡桃の実に似ているところから ) 菓子の一つ。水で溶いたうどん粉を、金属製の板の凹みに流し入れ、中に餡(あん)を包んで表裏を焼いたもの。[初出の実例]「胡桃焼中返りして出来上り」(出典:雑俳・柳多留‐一三七(1834))② 東北地方の農村で行なわれる、一年間の天候を占う行事。陰暦一月一五日の夜、囲炉裏で胡桃の実一二個を一つずつ一月から一二月までの順に並べて焼き、白く焼ければその月は晴、黒ければ雨、息を吹くのは風と一年の天候を占い、耕作の参考にするもの。豆占(まめうら)と同類の行事。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例