精選版 日本国語大辞典 「胡桃餠」の意味・読み・例文・類語 くるみ‐もち【胡桃餠】 〘 名詞 〙① 餠に、すりつぶした胡桃の実を砂糖、しょうゆで調味したものをからめたもの。[初出の実例]「その時寺では十人あまりへ胡桃餠(クルミモチ)を出す」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)② 青豆の餡(あん)と胡桃の実の粉、砂糖を混ぜ合わせた中に餠をちぎって入れたもの。江戸時代、嘉永年間(一八四八‐五四)頃につくられた。大阪府堺市の名物。[初出の実例]「外に類なし胡桃(クルミ)もち、うへにかけまするがくるみとさとう、包ひまするが肉桂(にっけい)丁字(てうじ)」(出典:洒落本・遊僊窟烟之花(1802か)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例