胡沙(読み)コサ

デジタル大辞泉 「胡沙」の意味・読み・例文・類語

こさ【×胡沙】

《息の意のアイヌ語から。「胡沙」は当て字蝦夷えぞの人の吐く息。また、その息によって起こるという霧。
「―吹かば曇りもぞするみちのく蝦夷には見せじ秋の夜の月」〈夫木・一三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胡沙」の意味・読み・例文・類語

こ‐さ【胡沙】

  1. 〘 名詞 〙 中国塞外(さいがい)胡国(ここく)砂漠。また、その砂塵
    1. [初出の実例]「胡沙草緑明妃塚。猶有孤魂漢家」(出典:真愚稿(1422頃か)月下奏琵琶)
    2. [その他の文献]〔王維‐送劉司直赴安西詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android