胴突(読み)どうづき

精選版 日本国語大辞典の解説

どう‐づき【胴突】

〘名〙
① (「どつき(土突)」の変化した語という) 地盤を突き固めたり、杭(くい)を打ったりすること。また、それに用いる具。やぐらを組んで、その中に太い丸太をたて(あるいは重い石を置き)数本の綱を丸太の根本に結び、その綱で引き上げては落として突き固めるもの。また、丸太に数本の足をつけ、その足を持って突く具にもいう。
※ロザリオの経(一六二二年版)(1622)ビルゼン・サンタ・マリア、ロザリオに現し給ふ御奇特の事「ツチヲ ヲヲイ、dôzzuqinite(ドウヅキニテ) ツキ カタメテ」
② 丸太や長い棒を武具として用いたもの。
※幸若・烏帽子折(室町末‐近世初)「熊坂の太郎はどうづきをおっとってどうどうとあてた」
③ 江戸時代、年末の煤払(すすはら)いに祝儀として、主人以下一同の胴上げをしたこと。胴上げ。
※大和耕作絵抄(1688‐1704頃)煤払「胴築(ドウヅキ)や栄さら栄よ煤払」
④ 釣りの仕掛けの一つ。最下端におもりをつけ、先糸に数本の枝針をつけたもの。
⑤ 城壁の上などに備えておいて、攻め寄せる敵の上に落とす太い丸太。胴木。
※中尾落草子(16C後)「壁につけたるだうつきども、ばらりばらりと切りおとす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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