能文(読み)ノウブン

精選版 日本国語大辞典 「能文」の意味・読み・例文・類語

のう‐ぶん【能文】

  1. 〘 名詞 〙 文章の巧みなこと。また、巧みな文章。
    1. [初出の実例]「願くは能文(ノウブン)の士に十分骨を折って貰って是等外国文学の立派な翻訳が出来たなら」(出典:嚼氷冷語(1899)〈内田魯庵〉)
    2. [その他の文献]〔宋史‐蕭貫伝〕

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普及版 字通 「能文」の読み・字形・画数・意味

【能文】のうぶん

文事を能くする。唐・杜甫〔広文に陪して何将軍の山林に遊ぶ、十首、九〕詩 將軍、武を好まず 稚子(すべ)てを能くす

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