能縁(読み)ノウエン

デジタル大辞泉 「能縁」の意味・読み・例文・類語

のう‐えん【能縁】

仏語客観を認識する主観。⇔所縁

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精選版 日本国語大辞典 「能縁」の意味・読み・例文・類語

のう‐えん【能縁】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。対象となるものを認識する主観。所縁に対していう。
    1. [初出の実例]「能取所取の度量(たくりゃう)絶え、能縁所縁の観智亡ぜん時、実に唯識の性に住すべしと見えたり」(出典:貞享版沙石集(1283)三)
    2. [その他の文献]〔大宝積経‐五九〕

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