日本歴史地名大系 「脇田浦」の解説 脇田浦わいたうら 福岡県:北九州市(旧筑前域)若松区安屋村脇田浦[現在地名]若松区安屋安屋(あんや)村の北東部を占める響灘に臨む浦で、沖合には男(お)島(雄島)・女(め)島(雌島)からなる白(しら)島が浮ぶ。近世には安屋村の枝郷として扱われることが多かったが、一村として扱われる場合もあり、脇田村ともいった。文安五年(一四四八)八月の麻生弘家知行目録写(麻生文書/筑前麻生文書)に「安屋内脇田浦」とみえ、この頃は麻生弘家の支配する浦方であった。弘治三年(一五五七)白島の漁場をめぐって柏原(かしばら)浦(現芦屋町)と当浦・脇(わき)浦との間で相論が生じている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報