脈動説(読み)みゃくどうせつ(英語表記)pulsation theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

(1) 地質時代の地球表面が波を打つように海面の上昇・下降を繰返したという学説。 1933年 A.グレーボーが世界の古生代地層の研究に基づいて,古生代を通じて汎世界的に 10回の海進海退を繰返したと主張した。 (2) ケフェウス型変光星は,発見当初,連星系と考えられていたが,観測が進むにつれ,伴星スペクトルらしいものがまったく見当らないことなどから,1914年,H.シャプリーらにより,恒星膨張収縮を繰返しているという説が立てられた。これをケフェイド脈動説という。 19年には A.エディントンらによって重力と内部圧力の平衡がはずれて動する恒星のモデルが理論的に得られ,現在ではケフェウス型変光星の変光は,星の脈動によるものであることが明白になっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ノーブレスオブリージュ

《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android