脈絡叢乳頭腫(読み)みゃくらくそうにゅうとうしゅ(その他表記)choroid plexus papilloma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脈絡叢乳頭腫」の意味・わかりやすい解説

脈絡叢乳頭腫
みゃくらくそうにゅうとうしゅ
choroid plexus papilloma

良性脳腫瘍一種で,脳脊髄液を生成する脈絡叢から発生する。腫瘍が脳室内にあり,発育が遅いため,発見されたときにはかなりの大きさになっていることが多い。症状は頭囲拡大,頭痛吐き気嘔吐などで,出現後数週間から数ヵ月間で悪化することが多い。診断CTスキャンによって安全かつ容易に行われる。早期手術で摘出すれば経過はよい。この腫瘍によって髄液が過多となり,水頭症を起すこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む