脈絡叢乳頭腫(読み)みゃくらくそうにゅうとうしゅ(その他表記)choroid plexus papilloma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脈絡叢乳頭腫」の意味・わかりやすい解説

脈絡叢乳頭腫
みゃくらくそうにゅうとうしゅ
choroid plexus papilloma

良性脳腫瘍一種で,脳脊髄液を生成する脈絡叢から発生する。腫瘍が脳室内にあり,発育が遅いため,発見されたときにはかなりの大きさになっていることが多い。症状は頭囲拡大,頭痛吐き気嘔吐などで,出現後数週間から数ヵ月間で悪化することが多い。診断CTスキャンによって安全かつ容易に行われる。早期手術で摘出すれば経過はよい。この腫瘍によって髄液が過多となり,水頭症を起すこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む