(読み)シュウ

デジタル大辞泉 「脩」の意味・読み・例文・類語

しゅう【脩】[漢字項目]

人名用漢字] [音]シュウ(シウ)(漢) [訓]おさめる
干し肉。「束脩
おさめる。「脩飭しゅうちょく
[名のり]おさ・おさむ・さね・すけ・なお・なが・のぶ・はる・もろ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「脩」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 11画

[字音] シュウ(シウ)
[字訓] ほじし・ながい・おさめる

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は攸(ゆう)。〔説文〕四下に「脯(ほ)なり」とあり、脯字条に「乾なり」とあって、儀礼のとき贈答に用いるほじしをいう。〔周礼、天官、膳夫〕に、肉脩の頒賜のことがみえる。礼物として束ねて用いるので束脩(そくしゆう)といい、わが国の「のし」は、その古礼のなごりである。攸は背を水で滌(あら)うみそぎの形。そのとき用いる束ねた草木の枝を條(条)といい、そのように長く切りそろえて束ねた乾肉を脩という。それで脩に永長の意があり、宋の欧陽脩は字を永叔という。修はみそぎして修潔となる意の字であるが、脩と通用することが多い。

[訓義]
1. ほじし、ほし肉。
2. ながい、ながい肉、かわく。
3. 修と通用し、おさめる、あらう、ととのえる。

[古辞書の訓]
名義抄〕脩 ナガシ・ホジシ・サカナ・アフク 〔立〕脩 ヲサム・ツクル・シタガフ・ナガシ・ツイテ

[語系]
脩・修siuは攸jiuの声義をうける。條dyu、滌dyukはみそぎに用いるものの形を含み、sjiukは小さく数多い意を含む。脩は細く長い乾肉を束にするもので、またその声義を含む。語彙は修字条参照。

[熟語]
脩偉・脩永脩盈脩景・脩遠・脩・脩竿・脩久・脩脩迥・脩脛脩頸脩戟・脩・脩潔・脩剣・脩古・脩広脩篁・脩行・脩士・脩辞・脩日・脩袖・脩習・脩渚・脩条・脩飾・脩身・脩正・脩整・脩生脩設脩繊脩然・脩蛇脩態・脩短・脩竹・脩長脩勅脩飭・脩程・脩塗・脩怒・脩道・脩坂・脩眉・脩罠脩廡・脩復脩袂脩脯・脩明・脩茂・脩夜脩容脩楊・脩理脩陵・脩齢・脩麗・脩
[下接語]
遐脩・脩・牛脩・肴脩・執脩・条脩・前脩・束脩・肉脩・脯脩

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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