脱稿(読み)ダッコウ

デジタル大辞泉 「脱稿」の意味・読み・例文・類語

だっ‐こう〔‐カウ〕【脱稿】

[名](スル)原稿を書きおえること。「長編小説脱稿する」
[類語]擱筆絶筆

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精選版 日本国語大辞典 「脱稿」の意味・読み・例文・類語

だっ‐こう‥カウ【脱稿】

  1. 〘 名詞 〙 草稿ができあがること。原稿を書き終えること。
    1. [初出の実例]「此御文章、必々御脱稿之後一通御うつさせ可下候」(出典:白石先生手簡(1725頃)六)
    2. 「博士論文はもう脱稿するのかね」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六)

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普及版 字通 「脱稿」の読み・字形・画数・意味

【脱稿】だつこう(かう)

原稿をかきあげる。宋・張端義〔貴耳集自序〕古人に入耳心の訓り。貴耳瞠目(だうもく)のり。の已にとなるを悵(いた)み、斯(こ)の集の稿をするを喜ぶ。

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